現在の主な研究
第Ⅰ相試験
先端医療科との協力の下、各種新規抗がん剤の開発に取り組んでいます。呼吸器内科では、肺がん、胸膜中皮腫などに特化した薬剤開発の第I相試験を担当しています。
第Ⅱ相試験
高齢者や合併症を有する肺がんの治療、希少がんの試験を中心に行っています。新規抗がん剤の第II相試験も担当していますが、該当する薬剤はその時々によって変わります。2014年度には抗PD1・PDL1抗体、第3世代EGFR阻害薬、海外で有効性が確認された新規薬剤などの試験を実施し、多くの薬剤が第III相試験に移行しています。
第Ⅲ相試験
JCOGや国内臨床グループの研究の他に、グローバル共同試験にも積極的に参画しています。2015年も抗PD1・PDL1抗体や第3世代EGFR阻害薬などを中心に世界的な臨床研究に協力し、日本・世界の薬剤の開発に貢献しています。
トランスレーショナルリサーチ
がん研究センター研究所との共同研究などで、新たな治療の標的や、薬剤の効果を予測できる因子を探求しています。定期的に情報交換をして、がん生物学の発展を、臨床にいち早く導入することを目指しています。